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2015年6月17日水曜日

【内閣支持率の低下対策】「奇策」をスピーディーにくり出す自民党・安倍政権

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内閣支持率低下対策自民党安倍政権
自民党が、集団的自衛権を含む安保関連法の審議に対して、様々な手を打ってきている。参院選を睨んだ、内閣支持率低下対策だ。

今回は、衆院予算委員会での審議時間も審議時間に含めるという。
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朝日新聞朝刊4面2015年6月17日
現在の安保関連法案の審議時間は40時間台だ。80時間台でOKとされている。他順計算すると約2倍弱の時間がかかると見られているが、それをより早く終わらせようとしているわけだ。6月末には審議時間を満たす可能性がある。できる限り早く審議時間を満たすための自民の戦術だ。野党はこれを利用して内閣支持率を下げる動きになる。

自民は、6月4日に3人の憲法学者が「憲法違反」を主張してから、国会運営に様々な「異例の戦術」を繰り出してきている。対策をねった結果だろう。

昨日は、憲法審査会を休止させた。これも異常事態だ。できるかぎり内閣支持率の下げ幅を小さくする目的のためには割りきってやっている。

維新内の大阪系を利用した分断や橋下会談もその1つだ。

これらは、来年の参院選を睨んだ、内閣支持率低下対策だ。6月の讀賣新聞では5ポイントも低下している。

通常国会が終われば、政権浮揚政策がどんどん出てくる。来年になれば3年連続の官製春闘による賃上げが行われる可能性も見ておく。

与党の権力をまざまざと教えられている。1つ1つ記憶に刻んでおくのが良い。政治はスケジュールだ。どのようなスケジュールを組んでいるのかを注意してみておくと、政権・与党の方針が見えてくる。そして未来も推測できるだろう。

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