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内閣支持率はわずか22%。不支持率は53%もある。
ただし回答率は47%であることは県民が何らかの理由で調査に応じなかった可能性があると見ておく。今月上旬の全国紙の世論調査ではのきなみ60%台だった。
翁長知事の支持率はマイナス6の64。不支持率も微増の18。合わせた数字は82。前回は86。県民は先月より一歩引いて様子を見ている可能性がある。
翁長知事のアメリカ訪問の支持率も73%と高い。これは翁長支持率よりも高い数字だ。
政党支持率の注目は、共産党が3ポイント伸びて7%と倍増以上になっていることだ。安保関連法案の審議が紛糾している影響だろう。
もう1つ注目は、支持政党なしは、7ポイントも減って40%。選挙前ではないにもかかわらず大きな変動だ。安保関連法案の審議や、7月の承認撤回や取り消しを念頭に置いた人たちが、強く政党や政治家の発言に関心を持ちだしているとみておく。
自民、民主、社民、社大は微増。
興味深いのは、翁長知事の支持率は微減にもかかわらず、辺野古基地建設への反対は3ポイント伸びて66%になっていることだ。
▼翁長支持率と辺野古反対の比較
- 翁長支持率 6月64%(4月70%)
- 辺野古反対 5月66%(4月63%)
▼辺野古基地建設承認撤回
- 賛成 57
- 反対 20
- (その他) 23
▼今後の情勢
沖縄県議会がスタートし、土砂搬入規制条例が特別委員会のもとで議論が行われ審議される。最速でも11月からの施行となる。これは辺野古基地建設への反対の政策だ。
19日には翁長ケネディ会談がある。
23日は慰霊の日。安倍晋三首相が出席するが、まだ翁長知事との会談は公式発表されていない。会談をおこなわないばあい、内閣に対する不満が高じる可能性もある。