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上記から、中谷元防衛大臣は、以下のことを提唱されたと読み取れる。『5月30日付のロシアメディア・スプートニクは、日本の中谷元防衛相がシンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で講演し、ASEAN(東南アジア諸国連合)による南シナ界の海と空の巡視体制の確立を提唱した。1日付で環球網が伝えた。
中谷氏は、「フィリピンなどのASEAN加盟国は、共同巡視活動に参加するための飛行機や艦船、その他の設備が必要だ」とし、不足分は日本が支援する考えであることを明らかにした。また、「無法が放置されれば、秩序は破壊され平和と安定は壊れてしまう」とし、中国を含む南シナ海の主権を争う各国に対し、「自らの行為に責任を持つよう」呼び掛けた。
一方、カーター米国防長官は、中国の人工島埋め立てに「憂慮」を示し、こうした行動について、「緊張情勢をさらにエスカレートさせるものだ」と指摘。「米国は航行の自由を守るため、この地域の海と空の巡視活動を続けていく」と強調した。
(引用元:http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/419426/)』
- 南シナ海の海と空の巡視体制の確立
- 飛行機や艦船、その他の設備の不足分の供給
ちなみに、1の「巡視体制の確立」を提唱したのならば、日本も自衛隊が参加することになる可能性が高い。日本の防衛大臣が提唱しておいて、自国だけやらないということは考えにくい。
昨日、米国の司令官が、日本の巡視への協力を要望するコメントが報じられているが、現在、日本の国会では、驟雨団的自衛権を含む安保関連法案が審議されている最中だ。
南シナ海での集団的自衛権の行使については慎重に対応するかのごとく言っているが、防衛大臣自らが提唱しているのだとするなら、もはや前のめりとなっているといえる。