スポンサードリンク
『 韓国の世論調査会社、韓国ギャラップは19日、朴槿恵大統領の支持率が16~18日の調査で前週より4ポイント下がり、29%になったと明らかにした。税制改正で批判を浴びたことし1月下旬と並び、政権発足後最低の水準になった。20~40歳代の支持率は10%台にとどまった。
支持しないとする回答は61%。不支持理由では、中東呼吸器症候群(MERS)感染問題への対応が不十分との答えが33%と最多だった。
朴氏はMERS対策を重視していることを強調しようと医療機関などを訪問し、17日には多数の院内感染者を出したサムスンソウル病院の院長を対策が不十分だと叱責、その場面を公開した。
しかし最大手紙、朝鮮日報は19日「大統領府だけはサムスンソウル病院を叱責する資格はない」と題した社説で、情報公開を渋った政府の過失は同病院より重いと指摘した。
調査は1000人を対象に実施された。(共同)』
(http://www.sanspo.com/geino/news/20150619/sot15061915050005-n1.html)
韓国ギャラップの世論調査は、毎週行われている。
情勢分析
MERS対応のミスによって、朴大統領を取り巻く情勢は厳しい。22日の日韓国交50周年の式典によってどのように変動するのか。現在、日韓の間に横たわっている問題については先日示した。
特に「世界遺産登録問題」が今ホットだ。登録の可否は、7月3~6日(日本時間)にドイツ・ボンで予定されている世界遺産委員会の審査で決まるとされている。
これも歴史認識問題が背景にあり、夏に日本側が発表する戦後70周年談話の内容がどうなるのかに影響する。
韓国は議会に関係するドイツやクロアチアにロビー活動をしている。日本政府もクロアチア首相との首脳会談においてロビー活動をしている。
世界遺産が登録されれば、安倍内閣の支持率にポジティブに影響するだろう。逆に登録されなければネガティブに影響する。韓国大統領支持率には逆に作用するだろう。朴政権は最低限、条件付けの登録とさせて、支持率低下を食い止めたいだろう。