6月の報道機関の世論調査では、各紙、自民党の支持率は下がっている。
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『石狩市議が覚せい剤 自民道連青年局長、使用容疑で逮捕 両腕に注射痕
07/01 12:28、07/01 16:11 更新
【石狩】札幌中央署は1日までに、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、石狩市議会議員、葬儀会社社長大平修二容疑者(46)=同市花川南2の5=を緊急逮捕した。道警によると、道内で現職市議が同法違反容疑で逮捕されたのは初めて。同容疑者は2014年9月から自民党道連青年局長を務めていた。
逮捕容疑は、6月中旬から30日にかけて覚せい剤を使用した疑い。大平容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、両腕には複数の注射痕があったという。
中央署などによると、大平容疑者が覚せい剤を所持しているとの情報が寄せられたため30日、任意で尿検査をしたところ覚せい剤の陽性反応が出た。家宅捜索で自宅の台所のごみ箱から、覚せい剤や注射器が入っていたとみられるビニール袋数点が見つかった。同署は入手経路などを調べている。
大平容疑者は名寄市出身。石狩で葬儀会社を経営し、道商工会議所青年部連合会長、日本商工会議所青年部連合会副会長などを歴任。2007年に石狩市議に初当選し、15年5月の同市議選で3選を果たしたばかりだった。石狩市の定例市議会は6月10日に開会、同26日に閉会していた。
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■除名処分を決定 自民道連
自民党道連は1日、緊急の役員会と党紀委員会を開き、青年局長の大平修二容疑者(46)を同日付で除名処分とすることを決めた。道連の吉田正人幹事長は記者団に対し「道民に多大な迷惑をおかけした。本人も容疑を認めていると聞いており、厳しく対応した」としている。』
(http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0151920.html)
情勢分析
安保国会の衆院可決まで残り約10日か、と言われている状況で、自民党の議員に、想定外のスキャンダルだ。まさかの覚せい剤使用の疑い(と報じられているが実質黒だろう)。勉強会「文化芸術懇話会」におけた百田氏の発言の炎上。勉強会を含む大西英男氏の2度に渡るメディア規制発言による炎上。ときて、まったくもって言論の自由を言い訳にして逃げることが出来ないスキャンダルだ(当たり前だが)。
上記の炎上と重ならなければ、一地方市議の不祥事と切り捨てることが出来たのかもしれないが、タイミングが重なることで、自民党の体質の問題だと関連付けて報じられる可能性がある。
衆院では、まもなく委員会での採決だ。政権や与党執行部が、世論の動向を慎重に見極めている時期に思いもよらない展開となっている。本日の全国紙朝刊がどのように報じるのかに注目が集まる。
6月の世論調査では、日経が自民党支持率は5ポイント低下。FNNでは4・5ポイント低下。読売、5ポイント低下。朝日、3ポイント低下となっている。この問題がどのように影響をあたえるのか注目しておきたい。
(画像は石狩市議会HPのスクリーンショット)