2015年8月23日日曜日

ロシア 北方領土の軍備強化!北はロシア、南は中国に挟まれる日本、どうすんのよ

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ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪れ、北方領土の軍備強化の方針を明らかにしたという。詳細はこれからだが、日本は北はロシア、南は中国に対応することになる。これまでも緊急発進の回数の内訳を見れば、中国とロシアにほぼ同じ回数対応しており、どちらも右肩上がりとなっており、今後、冷戦時代のマックスを超えることは確実だ。

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情報資料:毎日新聞 メドベージェフ首相北方領土訪問

ロシア首相:北方領土の軍備強化 択捉島で表明

毎日新聞 2015年08月22日 21時52分(最終更新 08月22日 23時42分)

 【モスクワ真野森作】ロシアのメドベージェフ首相は22日、北方領土の択捉島を訪問し、空港や港湾、水産加工場などを視察した。7月下旬に閣議決定した北方領土を含む千島列島(ロシア名・クリル諸島)の新たな「社会経済発展計画」に関連して海外からの投資を歓迎し、経済特区化を検討する意向も示した。ロシア通信が伝えた。日本政府の抗議を無視し、北方領土を「ロシア領」として開発する姿勢をアピールした。

 メドベージェフ氏は、大統領時代の2010年11月と首相就任後の12年7月に国後島を訪れているが、択捉島の訪問は初めて。今回はトルトネフ副首相(極東連邦管区大統領全権代表を兼任)、ガルシカ極東発展相らが同行し、島々の発展を加速させる視察との位置づけを明確に打ち出した。

 択捉島内で開催中の愛国的な青年研修キャンプにも参加し、「ここは特恵的な場所であるべきだ」と発言。新たに導入した経済特区「先行発展地域」を択捉島と国後島にも創設する方向で、北方領土を事実上管轄するサハリン州政府と調整していることを明かした。

 来年から10年間の発展計画に基づく開発では、外国企業の参画も歓迎する姿勢を示し、「真っ先に来た人に優先権が与えられる。隣人である日本でもいいし、中国や韓国の友人たちでも結構だ」と語った。日本が主権を主張する北方領土の開発に第三国の企業を本格的に呼び込む構えだ。

 メドベージェフ氏は、現行の発展計画(07〜15年)で整備された港湾を「最新の設備が整っている」と評価、空港に関しては悪天候に対応できる設備を強化するよう指示した。

 メドベージェフ氏は視察後、国営テレビなどに対し、「日本とは友好関係を築きたいが、ロシア領であるクリル諸島と関連づけられては不可能だ」と指摘し、閣僚の北方領土訪問を活発化させる考えを示した。また、「最新の部隊が必要だ」と述べ、軍事力を強化する方針を明らかにした。
(http://mainichi.jp/select/news/20150823k0000m030048000c.html)

情報資料2:Twitter

『ロシアRBKが、メドベージェフ首相が全閣僚に対し、ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島、極東、欧州の飛び地カリーニングラード州を「四半期ごと」に訪問するよう義務付ける内部文書を13日付で出したと報じた。もちろん北方領土も入るだろう』
(https://twitter.com/AllwavesJpn/status/634329851529302016)

情報資料3:防衛白書

2 北方領土におけるロシア軍
旧ソ連時代の78(昭和53)年以来、ロシアは、わが国固有の領土である北方領土のうち国後島、択捉島と色丹島に地上軍部隊を再配備してきた。その規模は、ピーク時に比べ大幅に縮小した状態にあるものと考えられるものの、現在も防御的な任務を主体とする1個師団が駐留しており、戦車、装甲車、各種火砲、対空ミサイルなどが配備されている。また、14(平成26)年8月には、北方領土および千島列島で東部軍管区所属の兵士1,000人以上が参加する演習が行われている。
10(同22)年11月のメドヴェージェフ大統領(当時)による元首として初めての国後島訪問後、ロシアは、「クリル」諸島の安全の保障を目的とした装備の更新、施設の整備などに着手している。
北方領土には、91(同3)年には約9,500人の兵員が配備されていたとされているが、97(同9)年の日露防衛相 会談において、ロジオノフ国防相(当時)は、北方領土の部隊が95(同7)年までに3,500人に削減されたことを明らかにした。05(同17)年7月、 北方領土を訪問したイワノフ国防相(当時)は、四島に駐留する部隊の増強も削減も行わないと発言し、現状を維持する意思を明確にしている。
このように、わが国固有の領土である北方領土へのロシア軍の駐留は依然として継続しており、早期の北方領土問題の解決が望まれる。
(http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2015/html/n1144000.html)

情報資料4:防衛白書 極東のロシア軍地図

http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2015/html/n1143000.html

情報資料5:防衛白書 ロシアと中国への緊急発進実施

情勢分析 まごついているようにみえる対ロシア外交

ロシアが北方領土の支配に本腰を入れ、軍備強化のメッセージも発信した。日露間の北方領土問題の解決は、冷戦以降の歴史上最も遠のいたといえるのではないか。

平成26年度には、中国に対する緊急発進実施回数より、ロシアに対するそれが上回っている。今や冷戦時のピークとほぼ同じだ。今後、ロシアに対しても中国に対しても緊急発進の回数が増えると見込まれる。冷戦時代は対ロシア緊急発進の回数が格段に多かっただろうが、これからは2国に対して対応しなくてはいけなくなる。

私は繰り返しブログでもメルマガでも書いているが、緊急発進の回数で見ればわかるように、北はロシア、南は中国という大国から同時に挟み撃ちになるというシナリオを想定しなくてはいけなくなる懸念があり、当然防衛省もそれを念頭に考えるだろう。そうなれば今後、日本国内の防衛費用も当然右肩上がりになると考えるのが妥当だろう。

さらに今回、軍備強化のメッセージも出したとされる。一端減少していた北方領土への駐留兵士数が増える可能性がある。活発化されていると白書には記されている。防衛白書を踏まえればそれはこれまでの流れの中にある。

今後、ロシアの北方領土開発は、外資の導入が行われる可能性があり、より北方領土のロシア支配の実体化が進む。

その間、日本の対ロシア外交はまごついているように見える。

安倍首相は、今年春の訪米時にロシアとの外交を継続するとオバマに対して強く主張したとされる。ただし、その後、安倍首相のウクライナ訪問やG7内での発言によって、ロシアとの関係改善が遠のいたのではないかと見ておく。

日本は、8月末の岸田外務大臣の訪露が実現しないことになった。さらに年内のプーチン訪日も可能性がさらに薄まったのではないか。日本政府は、外務大臣の訪露後にプーチンの訪日というシナリオを描いていたとされるが、1ミリも先に進んでいない。安倍首相は9月頭の中国訪問についても決定を発言していない(中国側が否定している)。

頼みの綱は、9月末の国連会議で、すれ違うときに挨拶することぐらいなのか?

今のところ幸いなのは、日本国内の世論が、対ロシアに対してそこまで批判的ではないことだろう。そこが日本人の不思議なところでもある。中国に対する感情とは全く異なる。今回のメドベージェフ首相の北方領土訪問によって、日本国内の対ロシア感情が悪化するかどうかに注目しておく。

ってかマスコミはこれについて世論調査やるのか? やれないだろうな。北方領土も問題においては日本が圧倒的に弱い立場だし、それにさすがにロシアの対日感情が悪化することになれば、北方領土問題の解決はゼロに近づくだろうし。

ちなみに、ロシアでは、一時期ブームだった日本料理店が、次々に中華料理店に変わっているという情報がきているんだよな。これ、ロシア国内の国民感情の変化や、人の交流が変化している証左なんだよな。

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