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2015年8月21日金曜日

【参院選2016 情勢】選挙対策となるG7伊勢志摩サミット 全11都市の5県が「民主党防衛1人区」

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来年2016年6月に三重県に開催されるG7伊勢志摩サミット。それに合わせて全国で閣僚会合が開催される。実はサミット直後の7月に第24回参議院議員選挙が行われる。サミット(閣僚会合)の開催都市と、選挙情勢について調査してみると、実に興味深い事実が浮かび上がってくる。全11会場の約半数の5都市が、「民主防衛1人区」なのだ

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情報資料1:G7閣僚会合開催地

内閣府HPより

情勢分析:伊勢志摩サミットと参院選2013の関係

サミット(閣僚会合)開催都市選定は、経済政策かつ選挙対策

G7伊勢志摩サミットの10の閣僚会合の場所が決定している。
  • 宮城県仙台市
  • 新潟県新潟市
  • 長野県軽井沢町
  • 茨城県つくば市
  • 富山県富山市
  • 兵庫県神戸市
  • 岡山県倉敷市
  • 広島県広島市
  • 香川県高松市
  • 福岡県福岡市
サミット会場の選定は、経済政策でもあり同時に選挙対策でもあるといえる。

サミットに名乗りを上げる都市は、サミットによってお金が地元に落ちることを期待する(それだけではないだろうが)。当然政権与党に対する好感度は高まることだろう。誘致した政治家に対する恩義も感じることだろう。

さて、上記の10都市のうち、私が提唱している「民主党防衛1人区」(後述)は、赤線で囲んだ4選挙区だ。

まずは、私が独自に分析して選定した「民主防衛1人区」について説明する。

「民主防衛1人区」の特徴

  • 1人区(選挙区から1人のみ当選)
  • 2016年参院選で改選を迎えるのは民主党議員
  • 2010年民主政権下の追い風で当選
  • 自民政権下の2013年参院選では民主に逆風。自民党議員が当選
  • 2016年参院選でも逆風が予想される(一時期より弱まるだろうが)
つまり、民主防衛1人区は、2016年参院選において、民主党は逆風の中で議席を防衛しなければいけない厳しい選挙なのだ。

全国で10ある民主防衛1人区

▼民主党防衛1人区
  • 宮城
  • 福島
  • 山梨
  • 新潟
  • 長野
  • 岐阜
  • 三重
  • 滋賀
  • 奈良
  • 岡山
 これら10の「民主防衛1人区」のうち4選挙区で伊勢志摩サミットの閣僚会合が行われる。さらに伊勢島サミットの本会場となるが行われる三重県も「民主防衛1人区」だ。合計5選挙区でサミット関連の会合が行われるのだ。

つまり、伊勢志摩サミット会場(閣僚会合含む)11選挙区のうち、実に5つの都市が、2016参院選において民主防衛1人区となっている。
  • 宮城県(2010自1民1)→(2016年1減で1人区に)
  • 新潟県(2010自1民1→(2016年1減で1人区に)
  • 長野県(2010自1民1→(2016年1減で1人区に)
  • 岡山県(2010民1)→(そもそも1人区)
  • 三重県(2010年 民1)→(そもそも1人区)

(1減1人区)宮城県・新潟県・長野県選挙区

2010年 自民1民主1(民主政権下選挙)
2013年 自民1民主1(自民政権下選挙)
2016年 1減で1人区に(自民政権下選挙)

(そもそも1人区)岡山県・三重県選挙区

2010年 民主1(民主政権下選挙)
2013年 自民1(自民政権下選挙)
2016年 1人区 民主に逆風(自民政権下選挙)

「1減1人区」と「そもそも1人区」の選挙情勢は、微妙に異なる。

  • 1減1人区
    民主が負けた場合→自民(変化なし)民主(−1)
  • そもそも1人区
    民主が負けた場合→自民(+1)民主(−1)
そもそも1人区のほうが民主敗北のダメージは大きい。民主防衛1人区の中でも最重要選挙区となるだろう。与党から見ても重点選挙区となる。
今一度、G7伊勢志摩サミット(閣僚会合)の開催都市のうち「民主防衛1人区」を確認しておく。
  • 宮城県(2010自1民1)→(2016年1減で1人区に)
  • 新潟県(2010自1民1→(2016年1減で1人区に)
  • 長野県(2010自1民1→(2016年1減で1人区に)
  • 岡山県(2010民1)→(そもそも1人区
  • 三重県(2010年 民1)→(そもそも1人区
もちろん、「民主防衛1人区」ではない残りの6都市についても、選挙対策となっていることは抑えておくとよい。

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