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情報資料
自民総裁選に「対抗馬を」 古賀元幹事長
2015/8/5付日本経済新聞 朝刊
古賀誠元自民党幹事長が7日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、9月の党総裁選に安倍晋三首相(党総裁)の対抗馬が出るべきだと主張していることがわかった。「無投票で安倍さんということで、国民の皆さんが納得できるか。他にリーダーたりうる人はいないのかと失望するだろう」と指摘した。対抗馬になりうる人物として岸田文雄外相や林芳正農相、野田聖子前総務会長を挙げたが、意中の候補は「固有名詞をあげてうんぬんすべきではない」と明言を避けた。
(http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS04H7J_U5A800C1PP8000/)
情勢分析
自民党総裁選の日程はまだ決まっていない。9月末に通常国会が終わり次第行われる予定が報じられている。ほとんどの議員が安倍首相の再選を願う中で、古賀誠・自民党元幹事長が総裁選の必要性を主張している形だ。与党支持者の内閣への不満が高まる中で、総裁選の意義があるとの見立てだろう。党内の引き締めにもなる。
ちなみに、7月のFNNの世論調査では「日本のリーダーに相応しい人」を調査している。
「今リーダーにふさわしい政治家はいない」が多数派となっている。
安倍晋三首相は26・1%を獲得しており、この値が内閣支持率の底である可能性もある。国民の4分の1しか支持していない総理大臣を無投票で再選させることは、確かに「国民は納得しない」といえるかもしれない。ただし列挙した3人の人物が望まれているわけでもない。