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埼玉知事選、現職の上田氏優勢 朝日新聞情勢調査
2015年8月3日06時38分
9日投開票の埼玉県知事選について、朝日新聞社は1、2の両日、電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。現職の上田清司氏が優勢で、自民県連が推薦する塚田桂祐氏や、共産が推薦する柴田泰彦氏ら新顔4氏は苦しい。
有権者の4割は投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。
同時に実施した世論調査では、知事の任期を3期までにするよう努める「多選自粛条例」を制定しながら立候補した上田氏の姿勢に「納得できる」42%、「納得できない」36%だった。
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〈調査方法〉 1、2の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、埼玉県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1797件、有効回答は999人。回答率は56%。
(http://www.asahi.com/articles/ASH823QQRH82UZPS001.html)
読売新聞朝刊2015年8月3日 |
情勢分析
読売、朝日ともに埼玉県知事選の情勢を伝えている。両紙とも現職の上田知事の優勢を伝えている。読売は支持固めの状況を伝えている。▼上田候補の情勢
- 無党派の5割近くを固めている。
- 民主支持層の約7割を固めている。
- 自民支持層の約4割にも浸透している
- 自民支持層への浸透が約4割
- 無党派層にも広がりが見られない。
- 共産支持層の約7割
多選自粛条例を破って上田知事が出馬したことについての調査も行われており、「問題としない」というニュアンスの世論が多数派となっている。
この選挙においては、自民党県連が塚田候補を支援するが、 自民党本部は推薦を見送っている。二階俊博氏が上田知事の立候補を勧めたという報道も出ている。
この通りの選挙結果になった場合、自民党は「負けではない」と主張し、民主党は追い風とするだろう。
この後の、岩手県知事選挙(9月6日)、山形市長選挙(9月13日)、参院岩手補選(10月末)は、どれも自公VS野党という構図となっている。どれも予断を許さない情勢だ。現在の情勢を見る限り、自公の3連敗の可能性も否定出来ない。