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30年以上住民反対、危険病原体扱う施設稼働へ
2015年08月03日 11時58分
エボラウイルスなどの危険な病原体を生きたまま取り扱う高度安全実験(BSL4)施設が、東京都武蔵村山市にある国立感染症研究所村山庁舎で、国内で初めて稼働することが決まった。
30年以上にわたり周辺住民の反対が続いてきたが、塩崎厚生労働相と藤野勝・同市長が3日午前に会談し、稼働に合意した。会談後、塩崎厚労相は感染症法に基づき、1週間前後で同庁舎をBSL4施設に指定すると表明した。
国内では、国が指定したBSL4施設以外でエボラウイルスなどの危険な病原体を扱うことが禁止されている。エボラ出血熱が疑われる患者が発生しても、ウイルスを死滅させ、感染の有無を確認する検査しかできなかった。今後はウイルスを生きたまま解析し、種類や感染経路を特定したり、ワクチンの開発につなげたりすることが可能になる。
(http://www.yomiuri.co.jp/science/20150803-OYT1T50090.html)
情勢分析
国立感染症研究所村山庁舎の場所は以下のとおり。国立感染症研究所村山庁舎のすぐ隣に小学校や特別支援学校が存在することがわかる。
なぜ必要なのか。
エボラ患者が「回復した」と判断されるのは、状態が良くなり、かつ、血中からウイルスが検出されないことが確認されたとき。こうなれば、エボラを他人に感染させるリスクも、自らが再びエボラに感染するリスクもない。しかし、この判定にはレベル4として正式稼働している施設が必要だ。このBSL4施設とはどのようなものだろうか。
(エボラ患者は入院できても退院できない レベル4ラボを正式稼働せよ! 国立感染症研究所村山庁舎のBSL-4施設 WEDGE Infinity(ウェッジ) )
感染力、感染した場合の重篤性等から判断して、危険性が極めて高いと考えられる感染症の病原体を最も安全に取り扱うための設備を備え、かつ最も厳重な管理運営がなされる施設です。WHO(世界保健機関)のマニュアルにおいてリスクグループ4に分類されるエボラウイルスやラッサウイルスなどの病原体を十分な管理のもと安全に取り扱うことができ、それらに対するワクチンや診断方法、治療薬、治療方法の開発などを行うことができます。なにも、こんな住環境の真ん中にある施設で、危険なウイルスを扱わなくても良いと思うが。30年以上反対してきた住民の方の気持ちはいかほどだろうか。
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/bsl4/faq/
必要な施設かも知れないが、この場所にある必要があるのだろうか。