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<参院岩手補選>各党、定まらぬ戦略
2015年07月29日水曜日 河北新報
(中略)
<出馬表明まだ1人>
現時点で補選への立候補を表明しているのは、県議会無所属系会派「いわて県民クラブ」の及川敦氏(47)だけ。無所属で挑戦する意向で自民、公明両党に推薦を求めた。
自民党県連の鈴木俊一会長(衆院岩手2区)は「国政選挙は原則、公認候補で臨むべきだ」と推薦には消極的な姿勢を示す。
及川氏は「自民党公認で立候補するつもりはない」と話す。自民が新たに公認候補を擁立すれば、保守分裂となる可能性がある。
(http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150729_31063.html)
情勢分析
及川氏は、無所属で立候補し、会派「岩手県民クラブ」から支持を得ている。自公に推薦を要請している。ただし、自民党は参院選は「公認候補」でたたかう姿勢だ。つまり、及川氏を推薦できない状況ということになる。参院岩手補選は、10月末に行われるとされている。まだ決まっていない。現在の岩手選挙区の議員は平野達男だが、平野は岩手県知事選挙に立候補を表明しており、告示日に立候補を届けて参議院議員の資格を自動失効するながれだ。つまりその後、参院岩手補選の選挙日程が決定することになる。
現在、岩手県知事選挙の枠組みが作られている。この枠組で参院岩手補選を戦うことになると見られている。自公側も野党側も候補者を絞り込めていないなかで、及川氏が立候補を表明しているわけだ。
中央の国会では9月末まで安保関連法案の審議が続く可能性がある。岩手県知事選挙の告示日は8月20日。投票日は9月20日だ。世論調査にもとづく岩手県知事選挙の情勢報道はまだ行われていないが、今後報じられた時にその後の参院岩手補選に影響を与えるだろう。
安保関連法案の審議がどこまで影響するのか。注視しておきたい。
過去2回の選挙結果をwikipediaから掲載しておく。今回の参院補選は、平野達男氏の枠を巡る選挙になる。