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情勢分析 公明党が、前回擁立しなかった以下の選挙区での公認候補を発表した。
『この日公認したのは▽神奈川(改選数4)の元防衛大准教授、三浦信祐(40)▽愛知(同4)の元厚生労働省職員、里見隆治(47)▽福岡(同3)の元外務省職員、高瀬弘美(33)−−の3氏。近く兵庫選挙区(同3)も新人1人の公認を発表する。』
『 都市部での議席増は、安全保障関連法への批判票獲得を狙う共産党も模索する。13年は共産が12年ぶりに選挙区で議席を獲得しており、公明党幹部は「最終的に公明と共産の戦いになる選挙区も出てくる」と指摘し、両党のつばぜり合いも激化しそうだ。』公明党が新たに公認候補を擁立すると発表した3県
- 神奈川県選挙区
- 愛知県選挙区
- 福岡県選挙区
上記の3つの選挙区で、公明党はどの程度の票を持っているのだろうか。
最も新しい選挙、第47回衆議院議員選挙の上記3県において、公明党はどれだけの比例票を集めたのかチェックしておく。
- 神奈川県 468,245票(得票率 12.0%)
- 愛知県 370,871票(得票率 11.9%)
- 福岡県 384,611票(得票率19.6%)
ある共通点があることがハッキリわかる。
公明党が新たに擁立した選挙区分析
神奈川県選挙区
第23回参議院議員通常選挙 (2013年(平成25年)7月21日執行)前回2014年の第47回衆院選で、公明党が比例区神奈川県で「468,245票(得票率 12.0%)」を獲得しており、この票は、前回最下位当選者を上回る。当選の可能性は充分に考えられる。
当日有権者数:7,365,069人 投票率:54.47%(前回比:-1.09ポイント)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 当 島村大 52 自由民主党 新 1,130,652票 28.8% 当 松沢成文 55 みんなの党 新 740,207票 18.8% 当 佐々木さやか 32 公明党 新 629,662票 16.0% 当 牧山弘恵 48 民主党 現 461,006票 11.7% 畑野君枝 56 日本共産党 元 444,955票 11.3% 水戸将史 50 日本維新の会 現 242,462票 6.2% 露木順一 57 みどりの風 新 119,633票 3.0% 木村栄子 65 社会民主党 新 76,792票 2.0% 溝口敏盛 66 維新政党・新風 新 41,359票 1.1% 森下正勝 69 無所属 新 30,403票 0.8% 及川幸久 53 幸福実現党 新 10,006票 0.3%
愛知県選挙区
第23回参議院議員通常選挙 (2013年(平成25年)7月21日執行)前回2014年の第47回衆院選で、公明党が比例区愛知県で「370,871票(得票率 11.9%)」を獲得しており、この票は、前回最下位当選者を上回る。今回1増の4人区となり、当選は十分可能性があると考えられる。
当日有権者数:5,886,532人 投票率:52.65%(前回比:)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 当 酒井庸行 61 自由民主党 新 1,056,145票 35.4% 当 大塚耕平 53 民主党 現 741,598票 24.9% 当 薬師寺道代 49 みんなの党 新 347,411票 11.6% 本村伸子 40 日本共産党 新 271,278票 9.1% 近藤浩 52 日本維新の会 新 263,918票 8.5% 宇田幸生 40 減税日本 新 152,038票 5.1% 平山誠 61 みどりの風 現 62,985票 2.1% 伊藤善規 64 社会民主党 新 47,104票 1.6% 中根裕美 39 幸福実現党 新 30,199票 1.0% 身玉山宗三郎 40 みたまやま政策研究会 新 11,277票 0.4%
福岡県選挙区
第23回参議院議員通常選挙 (2013年(平成25年)7月21日執行)前回2014年の第47回衆院選で、公明党が比例区福岡県で「384,611票(得票率19.6%)」を獲得しており、この票は、前回最下位当選者を上回る。今回1増の3人区となり、当選は十分可能性があると考えられる。
当日有権者数:4,117,671人 投票率:49.36%(前回比:)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 当 松山政司 54 自由民主党 現 958,042票 49.2% 当 野田国義 55 民主党 新 348,250票 17.9% 吉田俊之 57 日本維新の会 新 222,180票 11.4% 真島省三 50 日本共産党 新 207,101票 10.6% 古賀輝生 49 みんなの党 新 176,396票 9.1% 吉冨和枝 54 幸福実現党 新 34,090票 1.8%
考察:充分に勝算のある候補者擁立 同時に自民牽制の意図
このように、公明党は、第47回衆院選の上記3件の比例区での獲得票数を念頭に置いて、候補者を擁立していると考えられる。そして充分に議席を確保できると考えているだろう。公明党が独自候補を立てた選挙区では、自民党との選挙協力は行われづらくなり、かつ、自民党の票数が公明党候補者の獲得票数分、減ることが考えられる。
これは、公明党による自民党への牽制と見ることができる。公明党が擁立しなければ自民党が擁立することになり、その場合、自民党がこれまでより伸長する可能性が出てくる。その芽を公明党が摘み取っていると考えることもできるだろう。
神奈川県、愛知県では、共産党が前回次点となっている。「最終的に公明と共産の戦いになる選挙区も出てくる」という公明党幹部の発言の意味が十分にわかる。
最後に、まだ正式に公認候補を発表していない兵庫県を見ておく。
兵庫県選挙区
第23回参議院議員通常選挙 (2013年(平成25年)7月21日執行)前回2014年の第47回衆院選で、公明党が比例区兵庫県で「320,265票」を獲得しており、この票は、前回最下位当選者を下回る。今回1増の3人区となり、当選は確実とはいえない熾烈な戦いが予想される。
当日有権者数:4,545,807人 投票率:53.02%(前回比:)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 当 鴻池祥肇 72 自由民主党 現 868,069票 37.8% 当 清水貴之 39 日本維新の会 新 598,630票 26.1% 辻泰弘 57 民主党 現 343,551票 15.0% 金田峰生 47 日本共産党 新 220,577票 9.6% 下村英里子 30 みんなの党 新 174,132票 7.6% 松本なみほ 39 緑の党グリーンズジャパン 新 58,032票 2.5% 湊侑子 30 幸福実現党 新 34,827票 1.5%
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