日経2015年6月4日 |
松野頼久(維新)と前原誠司(民主)の動きを報じながら、秋の岩手県知事選挙、参院岩手選挙区補選にむけての日程や情勢を確認しておく。
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維新の党の代表が変わってから、野党再編に向けて、動きが見られる。この動きをこの記事は整理して伝えている。
- 5月27日 松野頼久(維新)と前原誠司(民主)が会合
- 5月28日 松野頼久(維新)、松本剛明(民主)、浅尾慶一郎(元みんな)が会合
前原誠司は「通常国会後から本格的に動く」としている。
また、小沢一郎との距離を縮めているとされている。
5月末に小沢一郎と面会後、「民主が小沢一郎を切ったのは間違いだった」と発言しているとのこと。
枝野は、衆院選の準備を進めているが、維新との調整を行わずに進めていることについて、謝罪したと報じられている。
通常国会中に、維新との間に距離が出てしまうことをできるかぎり避けたいという対応だろう。今後、衆院小選挙区での候補者調整を具体的に進めていく流れだ。
現在、維新と民主は、年金情報流出問題において、共闘姿勢を強めている。これが今後どのように生きてくるのかが重要だ。
通常国会は8月まで延長されるとされているが、その後、2つの重要選挙が控えている。
- 9月6日 岩手県知事選挙
- 10月 参院岩手選挙区補欠選挙
また、10月にあるとされる参院選岩手選挙区補欠選挙では、民主党が以下の動きをしている。
『 民主党県連(黄川田徹代表)は31日、盛岡市内のホテルで常任幹事会を開き、10月に想定される参院岩手選挙区の補欠選挙の候補として、前衆院議員(比例東北)の畑浩治氏(51)に近く出馬要請することを決めた。畑氏は岩手日報社の取材に対し「大変光栄だ」と述べ、対応が注目される。通常国会にて、どこまで内閣の支持率にダメージを与えられるのかが、野党側の勝負となるだろう。
同幹事会後の記者会見で、高橋元幹事長は「畑氏は同じ民主党で活動した経緯がある。国会でかなり具体的な震災対応を行うなど議員の素質は素晴らしく、即戦力として要請したい」と説明した。同席した黄川田代表は「民主党を主軸として補選を戦いたいと伝える」と述べた。公認、推薦などの枠組みまでは提案せず、生活の党など野党間協議も今後検討するという。
畑氏は31日、岩手日報社の取材に対し「民主から期待を寄せられるのは大変光栄だ。正式な要請を受けた段階で支持者らと相談したい」と語った。』
(http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150601_2)
その流れで、岩手県知事選挙、参院岩手選挙区補欠選挙において、野党側が歩調を合わせて、与党にダメージを与えられるのか。
岩手県知事選挙で、民主は、党内をどこまでまとめきれるのかも見ておく必要がある。
これが来年の参院選に影響を与えるだろう。