2015年8月25日火曜日

【内閣支持率 朝日】8月+1の38% 自民党も支持率回復

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朝日新聞の8月世論調査が発表された。注目するのは、14日の戦後70年談話の発表から10日ほど経過していることだ。直後に発表され談話の影響をダイレクトに受けた世論調査より落ち着きをとりもどしている可能性がある。実際に支持率は他のメディアと比べて落ち着きをとりもどしている傾向とも言える。

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情報資料:朝日新聞8月世論調査

川内原発の再稼働「よかった」30%、「よくなかった」49% 朝日新聞社世論調査

2015年8月25日05時00分

 朝日新聞社の全国世論調査(電話)で、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転再開について尋ねると、「よかった」は30%で、「よくなかった」の49%が上回った。安倍政権が今国会で成立を目指す安全保障関連法案も「賛成」30%(7月18、19日の緊急調査は29%)「反対」51%(同57%)。政権が進めるこうした政策に、世論は厳しいままだ。

 原発再稼働については、川内原発以外の原発の運転再開についても「賛成」28%、「反対」55%だった。

 原子力発電を今後、どうしたらよいか質問すると、「ただちにゼロにする」が16%、「近い将来ゼロにする」が58%、「ゼロにはしない」が22%だった。

 また、安全保障関連法案を今国会で成立させる「必要がある」は20%(同20%)、「必要はない」は65%(同69%)だった。

 9月にある自民党総裁選について質問すると、安倍首相(総裁)が「無投票で再選されたほうがよい」は19%で、対立候補が出て「選挙戦があったほうがよい」が67%に及んだ。自民支持層でも53%が「選挙戦があったほうがよい」と答えた。

 さらに、安倍首相の続投について3択で聞くと、「できるだけ長く続けてほしい」が15%、「しばらくの間は続けてほしい」が46%で、「続けてほしくない」は29%だった。

 昨年12月の衆院選中盤に同じ質問をした際には「できるだけ長く」20%、「しばらくの間」45%、「続けてほしくない」24%だったため、この8カ月間で「できるだけ長く」が減って、「続けてほしくない」が増えた

 ただ、安倍内閣を「支持しない」層でも、31%が首相に「しばらくの間は続けてほしい」と答えた。内閣不支持層でも当面の続投を認める意見が一定数、存在しているようだ。

情報資料2

 ■本社世論調査 質問と回答

 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、7月18、19日の調査結果

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。

 支持する  38(37)
 支持しない 41(46)

◇それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」38%、右は「支持しない」41%の理由)

 首相が安倍さん  19 〈7〉 10 〈4〉
 自民党中心の内閣 17 〈7〉 20 〈8〉
 政策の面     41〈16〉 60〈25〉
 なんとなく    19 〈7〉  8 〈3〉

◇(「支持する」と答えた38%の人に)これからも安倍内閣への支持を続けると思いますか。安倍内閣への支持を続けるとは限らないと思いますか。

 これからも安倍内閣への支持を続ける  50〈19〉
 安倍内閣への支持を続けるとは限らない 44〈17〉

◇(「支持しない」と答えた41%の人に)これからも安倍内閣を支持しないと思いますか。安倍内閣を支持するかもしれないと思いますか。

 これからも安倍内閣を支持しない 62〈25〉
 安倍内閣を支持するかもしれない 30〈12〉

◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。

 自民35(31)▽民主10(9)▽維新2(3)▽公明3(4)▽共産3(4)▽次世代0(0)▽社民1(1)▽生活0(0)▽元気0(0)▽改革0(0)▽その他の政党0(0)▽支持政党なし40(41)▽答えない・分からない6(7)

◆9月に自民党の総裁選挙があります。今の総裁の安倍首相が無投票で再選されたほうがよいと思いますか。対立候補が出てきて、選挙戦があったほうがよいと思いますか。

 無投票で再選されたほうがよい 19
 選挙戦があったほうがよい   67

◆安倍首相に今後、どのくらいの間、首相を続けてほしいと思いますか。できるだけ長く続けてほしいですか。しばらくの間は続けてほしいですか。続けてほしくないですか。

 できるだけ長く続けてほしい 15
 しばらくの間は続けてほしい 46
 続けてほしくない      29

◆今の国会に提出された安全保障関連法案についてうかがいます。集団的自衛権を使えるようにしたり、自衛隊の海外活動を広げたりする安全保障関連法案に、賛成ですか。反対ですか。

 賛成 30(29)
 反対 51(57)

◆安倍政権は安全保障関連法案を、今開かれている国会で成立させる方針です。この法案を、今の国会で成立させる必要があると思いますか。今の国会で成立させる必要はないと思いますか。

 今の国会で成立させる必要がある 20(20)
 今の国会で成立させる必要はない 65(69)

◆安倍首相が発表した戦後70年の首相談話についてうかがいます。安倍首相の戦後70年談話を評価しますか。評価しませんか。

 評価する  40
 評価しない 31

◆戦後70年談話は、過去の戦争について日本が「痛切な反省と心からのおわび」を表明してきたことに触れて、「歴代内閣の立場は、今後も揺るぎない」と表明しています。このことは適切だったと思いますか。適切ではなかったと思いますか。

 適切だった    54
 適切ではなかった 20

◆戦後70年談話は、「戦争には何ら関わりのない世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と主張しています。この主張に共感しますか。共感しませんか。

 共感する  63
 共感しない 21

◆戦後70年談話は、中国や韓国との関係によい影響を与えると思いますか。悪い影響を与えると思いますか。どちらもないと思いますか。

 よい影響を与える 11
 悪い影響を与える 17
 どちらもない   59

◆原子力発電所の運転再開についてうかがいます。鹿児島県にある九州電力川内原発が運転を再開しました。川内原発の運転再開はよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。

 よかった   30
 よくなかった 49

◆川内原発のほかにも原発の運転を再開することに賛成ですか。反対ですか。

 賛成 28
 反対 55

◆原子力発電を今後、どうしたらよいと思いますか。(択一)

 ただちにゼロにする 16
 近い将来ゼロにする 58
 ゼロにはしない   22

 <調査方法> 22、23の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は3801件、有効回答は2000人。回答率53%

情勢分析

世論調査の数字は、揺り戻しを示している可能性がある。5月以降の安保関連法案の審議のもとでの世論調査は、内閣にとってネガティブな影響を与え続けてきたが、8月の朝日新聞の世論調査では、一定程度揺れ戻しが起きているようにみえる。

注目は、14日の戦後70年談話から10日ほど過ぎた調査の結果だが、内閣支持率は1%上昇となっている。ただし、7月11,12日に調査の朝日世論調査と比較すると、1−となっている。
  • 7月11,12日調査 39
  • 7月18、19日調査 37
  • 8月22,23日調査 38
この3つの数字は膠着しているとも言えるし、下げ止まっているとも言えるし、下げ傾向にあるとも言える。どちらにせよ8月だけ見ればこれまでより下げ幅は小さいのは事実だ。

内閣支持(不支持)の理由について、比較してみておこう。

8月22.23日調査

◇それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」38%、右は「支持しない」41%の理由)

 首相が安倍さん  19  10 
 自民党中心の内閣 17  20 
 政策の面     41  60
 なんとなく    19   8

7月11,12日調査 

首相が安倍さん  15  7
 自民党中心の内閣 24 21
 政策の面     39 64
 なんとなく    18  6
7月から8月にかけて、支持する人も支持しない人も、「安倍首相」に関心が集まっていることがわかる。

自民党の支持率は、
  • 6月   36
  • 7月上旬 32
  • 7月中旬 31
  • 8月   35
となっている。7月に衆院強行採決によって低下した支持率は、回復しているといえる。

一方、民主党支持率は、5月に7%だったが、じわじわ伸びて10%まできている。

私は個人的には、8月に内閣支持率25%あたりまで下がれば、9月に10%台になる可能性があると逆算してウォッチし続けてきた。つまり8月の内閣支持率が総裁選並びに安保関連法案の信義に重大に影響するという見立てだった。結論から言えば、現状の内閣支持率では総裁選や安保関連法案の審議に対して決定的な影響はないのではないかと見ておく。

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