自民党は高村正彦、公明党は北側一雄、民主党は枝野幸男です。
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3人の共通点は何でしょうか?答えはVTRで、という投げかけとともに、VTRへ。
高村正彦(自民)の集団的自衛権の言い分
と、憲法学者の言い分をスルーして、安全保障が行われてきたことを主張。そして、砂川判決に言及。
砂川判決とは?
高村正彦は、砂川判決の、憲法9条の下でも「必要な自衛のための措置を取りうる」という判断を重要視。
高村正彦の「砂川判決」の解釈
高村正彦の結論
言い分は言い分として。ならば、なぜ参考人として、憲法学者を呼んで意見を聞くのか、という素朴な疑問が出てくるのは自然かなと。
弁護士出身・民主党枝野幸男の違憲
これまで内閣が判断してきた「集団的自衛権は行使できない」というスタンスとの整合性がとれないと主張。
これに高村正彦が反論
高村の意見に対する、憲法学者・長谷川泰雄の反論
公明党・北側一雄の意見
砂川判決は、憲法の解釈を政府や国会に委ねたという北側一雄の意見。これなら、国会の憲法審査会において憲法学者の意見が参考にされることも一定程度認めた意見となりますね。
民主党・枝野幸男の安倍晋三首相に対する批判
分析
報道ステーションは、結論として、枝野幸男の安倍晋三批判を持ってきています。憲法の解釈の議論とは少しズレた内容となっています。メディアはこのようにして、順番にではなく、切り取って並び替えてPRします。これはメディアの宿命です。整理してみます。
まず、自民党は憲法審査会における「想定外」の自民推薦・長谷川恭久氏の「集団的自衛権は意見」という主張は、政権にとってダメージだったということ。
そのダメージをどのようにして軽くするのかという戦術として、憲法学者は時代にそぐわない考え方であるという主張をして、国民の判断材料を増やし、複雑化させつつ、憲法学者の判断を比較して「軽く」しようと狙っているわけです。
当然ながらこの政権与党のプロパガンダは、讀賣新聞を始めとした保守系メディアなどで本日強く広められています。